どんな場合に期限の利益の喪失を喪失するのか

任意整理

任意整理の和解契約書には、期限の利益の喪失に関する条項が定められているのが通常です。たとえば、次のような具合です。乙が、第○項の弁済を2回分怠ったときは当然に期限の利益を喪失し、残元金に対して、期限の利益喪失日の翌日から支払済みまで年○%の割合による損害金を附加して直ちに弁済するものとする。

不動産の清算価値(査定書・固定資産評価証明書)

民事再生

個人民事再生の手続きではローン支払中の住宅がある場合には、住宅資金特別条項(住宅ローン特則)を利用することで、ローン支払中の住宅を手放すことなしに債務整理が可能となります。住宅資金特別条項(住宅ローン特則)利用をするには様々な要件がありますが、それに加えて、「住宅ローンの残高」と「不動産の現在価値」についても注意すべき場合があります。

再生計画の履行可能性(個人民事再生)

民事再生

実際の裁判所の手続きでは、再生計画が遂行される見込みがある、つまり、「再生計画の履行可能性がある」だけでは足りないと思われます。裁判所や担当する裁判官によっても異なるでしょうが、突発的な病気や怪我、リストラなどの予期せぬ事情がない限りは「再生計画をほぼ間違いなく履行できる」と認めてもらえる必要があるかもしれません。

司法書士と面談せずに任意整理を依頼できるのか

任意整理

最近になって立て続けに、「司法書士事務所に任意整理を依頼した(または、依頼しようとしている)のだけれども、司法書士と直接会って相談ができない」とのお話しを耳にしました。依頼者の側から、司法書士事務所へ行かずに任意整理の依頼がしたいと希望しているのでは無く、「依頼時に事務所へ来てもらう必要は無い」と言われたり、さらには、依頼した後に「司法書士と直接会って説明が聞きたい」と言っても断られたというのです。

請求がずっと続いていたら消滅時効にならないのか

時効援用

最後の取引(借入や返済)のときから5年が経過しているものの、今に至るまでずっと請求が続いていたような場合はどうでしょうか?毎月など頻繁に督促状が届くわけではないが、数ヶ月に1度や、1年に1度であっても債権者から通知が来ているときに、消滅時効は完成するのかということです。

任意整理で2回分の支払いが遅れた場合

任意整理

任意整理の和解契約書には、「2回分以上の支払いが遅れた場合には当然に期限の利益を喪失する」というような条項が入っていることが多いです。この「期限の利益を喪失する」とはどういうことなのでしょうか。また、現実に期限の利益を喪失してしまった場合、債権者はどのような対応をしてくるのでしょうか。

夫婦の一方だけの自己破産申立ては認められるのか

自己破産

夫婦がともに多重債務の状況にあるとして、その夫婦の一方だけが自己破産申立てをすることは認められるのでしょうか。たとえば、「夫だけが自己破産して、妻はそのまま返済を続ける」とか、「妻だけが自己破産をして、夫は任意整理をする」といった方法が認められるかということです。

退職金見込額がわかる資料

自己破産

自己破産申立てをする際に提出する、財産目録の「退職金請求権・退職慰労金」の疎明資料としての、「退職金見込額がわかる資料」について解説します。裁判所によって取り扱いが異なる場合もあると思われるので、ここでの解説はあくまでも参考として捉えていただき、実際に申立てをするときには裁判所の指示に従うようにしてください。

自己破産申立てまでにかかる期間

自己破産

弁護士や、(認定)司法書士に自己破産(債務整理)の依頼をすると、債権者に宛てて受任通知を送付します。この時点で債権者への返済は停止しますし、その後の債権者とのやり取りも全て代理人を通じておこないます。したがって、自己破産(債務整理)の依頼をした時点で、借金の返済に追われる日々からは解放されるわけなのであり、自己破産申立てまでにかかる期間についてあまり気にする必要は無いともいえます。

ページの先頭へ